日々途切れることなく患者さんが行き交う大学病院。その最前線で外科医として活躍している竹下明子さん。「外科は、手術はもちろん、術後の患者さんの容体もみていく科なので、無事退院していく姿を見送る時、医者になってよかったと感じます。」休日でも術後の患者さんの容体が気になり、病院に足が向いてしまうのだとか。
高校時代のことを尋ねると、決して「優秀」な生徒ではなかったと語る。「部活ばっかりやっていて先生から怒られたこともありました。」大学時代も試験や実験に追われる中で、家庭教師のアルバイトやバドミントンの部活などをこなしていたという。
「山大は女子の医学生の割合が国立の中で日本一多いかもしれません。また、去年病院内に託児所ができたので、看護師さんをはじめ、子どものいる先生方は大変助かっているようですよ。」それでも第一外科の中で女性の医師は竹下さん一人だ。医師という男社会で女性が働いていくには大変なものがあるように思えるが、本人曰く「それも最初のうち。だんだん図々しくなっていく(笑)」らしい。男の人と互角に渡り合っている竹下さん。その後ろ姿を追う女性医師は大変恵まれていることだろう。
※平成19年2月に取材